子供の頃から祖父と父がすぐ近くで獅子頭を彫る環境で育ちました。
当時から僕も将来獅子頭職人になるんだろうなと思っていたのを覚えています。
中学を卒業後は石川県立工業高校に進み工芸を学びました。高校入学当初に木彫の先生が離任されてしまい陶芸コースへ進んで焼き物の獅子頭を作ったりしていました。
その後、大阪芸術大学に進み美術の木彫を学びました。美術の木彫と工芸の木彫の違いに気づき、それを学べた事にとても感謝しています。
大学卒業後にはあさば仏教美術工房で向吉悠睦・中村佳睦両先生に師事し仏像彫刻を学んできました。
これからは祖父や父の技術を学び僕が今まで学んできた技術と組み合わせて僕にしか出来ない獅子頭を作っていきたいです。